野手の評価について
野球選手、とりわけ野手の良し悪しを総合的に評価するには、どの成績を用いればいいだろうか。
結論から言うと
【通算安打数+通算HR数+通算打点+通算盗塁数】の数値が高ければ高いほど総合的に良い選手だと考えている。
まず、通算成績を用いる理由は、長く活躍した選手を評価すべきと考えているからだ。
長く活躍したということは、怪我が少なく、好不調の波も小さく安定していたことの現れであり、チームの運営上、安定した成績を残す選手が長期間在籍してくれることは、とてもありがたいことだろう。そういった理由から通算成績を用いている。
そのため、短期間のみ驚異的な成績を残したが、怪我などで短命に終わった選手の評価は低くなる傾向にある。
次に、安打数、HR数、打点、盗塁数を用いている理由だが、
安打数には単打からHRまで含まれており、打撃の基本的な指標となる。4つの指標のなかで必然的に一番高い数値になる。
HR数は安打数と重複したカウントになるが、点数が確定で入るHRは重複してカウントする価値があるだろう。いわばボーナスポイントだ。
打点は得点圏の場面でいかに打てたか、打点を稼ぎやすい打順を任されていたかを表わす。長打が多い選手ほど打点も稼ぎやすいため、長打力を図ることもできる。
盗塁数はスピードを評価するにはうってつけだ。
そして、実際に日本人野球選手に【通算安打数+通算HR数+通算打点+通算盗塁数】を当てはめてみると、やはりあの選手がずば抜けていた。
つづく